クロノベルト感想
2008年 05月 29日
クロノベルト!! フルッ! コンプッ!! メガネ君ですこんばんわ。
とりあえずクロノベルト終わりました。いいか、俺これから中二病臭いこと書くぞ? いいか! 読むなよ! 絶対読むなよ!
『クロノベルト』は悲しいほどにファンディスクである。この『クロノベルト』を完全な形でプレイするためには、とても大きな前提条件が必要となる。
まず第一に、『あやかしびと』と『Bullet Butlers』をフルコンプすること。なにもBADENDまで全部やる必要は無いが、メインルートはほぼ見ておくことが大前提だ。
次に、この二つの作品のファンであること。これはとてつもなく重要だ。この二つの、東出祐一郎とpropellerのスタッフたちが作った物語を愛していること。愛するまではいかなくとも、面白い、と思えること。
最後に、エロなんてどうでもいいや! 俺はエンターテイメントが見たいんだ! ええい女子衆などどうでもいいわ! 男見せろ男!! と言い切れる、お前本当にエロゲやる気があるのかと疑問符付きで糾弾されてもおかしくないことを平気のへいさでのたまえる根性。
この三つが揃ってなければ、この『クロノベルト』を完全に楽しむことは不可能であろう。というかこの三つのどれにも該当しない人はこのゲームを手に取ろうとも思わないだろ普通。
いやー、Fate/Zeroの時も思いましたが、ファンディスクというものは敷居が高い分本当に面白いんですよ。そりゃファンディスクってのは、ファンも作ってるほうも楽しめるようなものを作るから面白いのはある意味じゃ当たり前なんですが、『クロノベルト』は本当に面白かった。思わず『あやかしびと』もう一回コンプすっかなー、とか思っちゃうくらいに!
ってなわけで以下はネタバレ付き感想。
えっとですね、まずはシナリオごとに感想述べますね。
・かりそめの旅人たち篇
なにはともあれ、綺麗なアルフレッドに吹かざるを得ない。なにこの綺麗なお兄ちゃん。『Bullet Butlers』本編の、得体の知れない不気味さの影も形も無い熱血執事っぷり。レギオン相手の啖呵の切り方とか濡れる。
あとはルダですね。そういやコイツも原形留めて無いな物理的にも。いや可愛いんですけどね! 可愛いんですけどね! ……銃のほうがもっとかわいかったなぁ(ボソッと)
トーニャ出ずっぱりですがあれですか。俺へのご褒美ですか。主に俺への! 俺への! 双七君と組んでる絵面がやたら多かったような気がするよトーニャ。まあいいや、トーニャは俺の嫁だから。
・復讐するは神になし篇
九鬼先生は朽ち果てし神の戦器(エメス・トラブラム)よか強いということを認識させてくれた素晴らしいシナリオ。なにこの九鬼先生タイム。ずっと九鬼先生のターン!
マグダラさんは相変わらず強いのか弱いのかうっかりなのか計算してるのかよく分からないお人。というか基本うっかりか、顔に出さないだけで。ダメな人ですね、このロリババァ。
まさかの一奈救済(?)シナリオでしたがそれについてはクロノベルト篇でもうちょっと触れます。ロリ一奈可愛いよロリ一奈。
・クロノベルト篇
思わずニヤリとする覚醒フラグ。ピンチに登場する九鬼先生とアルフレッド。どっからどう見てもメインヒロインなトーニャ。ん? コゼット? ……うん、やっぱリックのヒロインはセルマ様だわ。
とにかく何がいいって「ハッピーエンドを返してもらいに来たぞ」とでも言いそうな東出くんシナリオに感動。そうだよ、変に奇をてらわなくたって、こういう王道でいいんだよ王道で。落として、上げるがしっかりしてればそれだけで十分面白いのです。他にも色んな要素があるけどな!
リックと双七君、やっぱり切り札はこの二人というかやっぱり双七君でした。ベイル覚醒とかセルマ様覚醒とか兄貴と一緒に班影(ギリン・ヤガ)とか燃えシーン一杯ありましたがやっぱ元気玉には勝てません。いた仕方なし。
三回も続けばもう伝統な大怪獣ラスボスは今回も健在。空から降ってくる分身レギオンは俺にはドラッグオンドラグーンDエンディングの赤さんにしか思えませんでした。あとラスボスがリアル神様で吹いた。神様ありがとー! いいってことよー
というかトーニャは卑怯です。今までギャグ担当やってたのにいきなりシリアス担当になるし、それでもキャラが一切崩壊しないとか卑怯すぎます。というかもうトーニャがヒロインでいいと思います。トーニャ可愛いよトーニャ。というかトーニャ可愛すぎるだろ常考……
こっちの世界では是非とも双七君と協力して野球チーム組めるくらいの子宝に囲まれてほしいと思います。妹とも協力しつつ。え? つまりそれって双七君姉妹丼ってことじゃね? 双七死ね。㌧!
エンディング。まさかあの人間の屑こと氷鷹一奈が正義の味方にあこがれるようになるとは思っても見ませんでした。さすがカウンセリングに定評のあるコゼット…… 九鬼先生もびっくりやでぇ…… ところで正義の味方ってことはあれですか? 仮面イチナーってことですか? 俺は東出くんが仮面イチナー書いてくれるって信じてるよ(にっこり)
・総評
クロスオーバーを上手くいかせるということは、文章力だけではどうにもできません。私のような素人は、一方を際立たせるためにもう一方を犠牲にするということをやってしまいます。それもまたクロスオーバーの醍醐味であることは否定しませんが、それは何処までいってもファンフィクションにすぎません。エンターテイメントにはなれない、ある特定のコミュニティで消費されるだけのものでしかないのです。
クロスオーバーをエンターテイメントまで高めるには、どちらかを犠牲にするのではなく、両方を上手く噛み合わせて、両方とも持ち上げるということが必要になります。それこそ、このクロノベルトのハッピーエンドルート分岐でもある、「誰も犠牲にしない」という選択です。
かつて吸血大殲というクロスオーバーの傑作を書き上げた東出祐一郎氏のシナリオと聞いても、正直蓋を開けてみるまでは一抹の不安があったのは確かです。柳の下の泥鰌という言葉が脳裏に張り付いて離れませんでした。なにせクロスオーバーや二次創作は、上手い人が書いたからといって面白いとは限らないのですから。
しかし、この『クロノベルト』は本当に面白かった。いや、今までpropellerについてきて本当によかった。そう思えるだけの代物でした。楽しい時間を本当にありがとう、と言いたいです。
……ところで、『あやかしびと』はこれで完璧に完結したんだけど、『Bullet Butlers』のほうはなんだか「もうちょっとだけ続くんじゃ」的終わり方だったんですが。
これはあれですよね、あるときは執事! あるときは正義の味方! 仮面イチナー! とか英雄の末裔にして朽ち果てし神の戦器を操るなにこの厨設定? なリックとセルマの息子とか、虎執事とか虎執事とか虎執事とかが出る新作が出るってことでよろしいんですか? そして虎執事のCVは井上和彦さんなんですよね? 虎だけに!!
でも仮面イチナーは見たいなぁ……
とりあえずクロノベルト終わりました。いいか、俺これから中二病臭いこと書くぞ? いいか! 読むなよ! 絶対読むなよ!
『クロノベルト』は悲しいほどにファンディスクである。この『クロノベルト』を完全な形でプレイするためには、とても大きな前提条件が必要となる。
まず第一に、『あやかしびと』と『Bullet Butlers』をフルコンプすること。なにもBADENDまで全部やる必要は無いが、メインルートはほぼ見ておくことが大前提だ。
次に、この二つの作品のファンであること。これはとてつもなく重要だ。この二つの、東出祐一郎とpropellerのスタッフたちが作った物語を愛していること。愛するまではいかなくとも、面白い、と思えること。
最後に、エロなんてどうでもいいや! 俺はエンターテイメントが見たいんだ! ええい女子衆などどうでもいいわ! 男見せろ男!! と言い切れる、お前本当にエロゲやる気があるのかと疑問符付きで糾弾されてもおかしくないことを平気のへいさでのたまえる根性。
この三つが揃ってなければ、この『クロノベルト』を完全に楽しむことは不可能であろう。というかこの三つのどれにも該当しない人はこのゲームを手に取ろうとも思わないだろ普通。
いやー、Fate/Zeroの時も思いましたが、ファンディスクというものは敷居が高い分本当に面白いんですよ。そりゃファンディスクってのは、ファンも作ってるほうも楽しめるようなものを作るから面白いのはある意味じゃ当たり前なんですが、『クロノベルト』は本当に面白かった。思わず『あやかしびと』もう一回コンプすっかなー、とか思っちゃうくらいに!
ってなわけで以下はネタバレ付き感想。
えっとですね、まずはシナリオごとに感想述べますね。
・かりそめの旅人たち篇
なにはともあれ、綺麗なアルフレッドに吹かざるを得ない。なにこの綺麗なお兄ちゃん。『Bullet Butlers』本編の、得体の知れない不気味さの影も形も無い熱血執事っぷり。レギオン相手の啖呵の切り方とか濡れる。
あとはルダですね。そういやコイツも原形留めて無いな物理的にも。いや可愛いんですけどね! 可愛いんですけどね! ……銃のほうがもっとかわいかったなぁ(ボソッと)
トーニャ出ずっぱりですがあれですか。俺へのご褒美ですか。主に俺への! 俺への! 双七君と組んでる絵面がやたら多かったような気がするよトーニャ。まあいいや、トーニャは俺の嫁だから。
・復讐するは神になし篇
九鬼先生は朽ち果てし神の戦器(エメス・トラブラム)よか強いということを認識させてくれた素晴らしいシナリオ。なにこの九鬼先生タイム。ずっと九鬼先生のターン!
マグダラさんは相変わらず強いのか弱いのかうっかりなのか計算してるのかよく分からないお人。というか基本うっかりか、顔に出さないだけで。ダメな人ですね、このロリババァ。
まさかの一奈救済(?)シナリオでしたがそれについてはクロノベルト篇でもうちょっと触れます。ロリ一奈可愛いよロリ一奈。
・クロノベルト篇
思わずニヤリとする覚醒フラグ。ピンチに登場する九鬼先生とアルフレッド。どっからどう見てもメインヒロインなトーニャ。ん? コゼット? ……うん、やっぱリックのヒロインはセルマ様だわ。
とにかく何がいいって「ハッピーエンドを返してもらいに来たぞ」とでも言いそうな東出くんシナリオに感動。そうだよ、変に奇をてらわなくたって、こういう王道でいいんだよ王道で。落として、上げるがしっかりしてればそれだけで十分面白いのです。他にも色んな要素があるけどな!
リックと双七君、やっぱり切り札はこの二人というかやっぱり双七君でした。ベイル覚醒とかセルマ様覚醒とか兄貴と一緒に班影(ギリン・ヤガ)とか燃えシーン一杯ありましたがやっぱ元気玉には勝てません。いた仕方なし。
三回も続けばもう伝統な大怪獣ラスボスは今回も健在。空から降ってくる分身レギオンは俺にはドラッグオンドラグーンDエンディングの赤さんにしか思えませんでした。あとラスボスがリアル神様で吹いた。神様ありがとー! いいってことよー
というかトーニャは卑怯です。今までギャグ担当やってたのにいきなりシリアス担当になるし、それでもキャラが一切崩壊しないとか卑怯すぎます。というかもうトーニャがヒロインでいいと思います。トーニャ可愛いよトーニャ。というかトーニャ可愛すぎるだろ常考……
こっちの世界では是非とも双七君と協力して野球チーム組めるくらいの子宝に囲まれてほしいと思います。妹とも協力しつつ。え? つまりそれって双七君姉妹丼ってことじゃね? 双七死ね。㌧!
エンディング。まさかあの人間の屑こと氷鷹一奈が正義の味方にあこがれるようになるとは思っても見ませんでした。さすがカウンセリングに定評のあるコゼット…… 九鬼先生もびっくりやでぇ…… ところで正義の味方ってことはあれですか? 仮面イチナーってことですか? 俺は東出くんが仮面イチナー書いてくれるって信じてるよ(にっこり)
・総評
クロスオーバーを上手くいかせるということは、文章力だけではどうにもできません。私のような素人は、一方を際立たせるためにもう一方を犠牲にするということをやってしまいます。それもまたクロスオーバーの醍醐味であることは否定しませんが、それは何処までいってもファンフィクションにすぎません。エンターテイメントにはなれない、ある特定のコミュニティで消費されるだけのものでしかないのです。
クロスオーバーをエンターテイメントまで高めるには、どちらかを犠牲にするのではなく、両方を上手く噛み合わせて、両方とも持ち上げるということが必要になります。それこそ、このクロノベルトのハッピーエンドルート分岐でもある、「誰も犠牲にしない」という選択です。
かつて吸血大殲というクロスオーバーの傑作を書き上げた東出祐一郎氏のシナリオと聞いても、正直蓋を開けてみるまでは一抹の不安があったのは確かです。柳の下の泥鰌という言葉が脳裏に張り付いて離れませんでした。なにせクロスオーバーや二次創作は、上手い人が書いたからといって面白いとは限らないのですから。
しかし、この『クロノベルト』は本当に面白かった。いや、今までpropellerについてきて本当によかった。そう思えるだけの代物でした。楽しい時間を本当にありがとう、と言いたいです。
……ところで、『あやかしびと』はこれで完璧に完結したんだけど、『Bullet Butlers』のほうはなんだか「もうちょっとだけ続くんじゃ」的終わり方だったんですが。
これはあれですよね、あるときは執事! あるときは正義の味方! 仮面イチナー! とか英雄の末裔にして朽ち果てし神の戦器を操るなにこの厨設定? なリックとセルマの息子とか、虎執事とか虎執事とか虎執事とかが出る新作が出るってことでよろしいんですか? そして虎執事のCVは井上和彦さんなんですよね? 虎だけに!!
でも仮面イチナーは見たいなぁ……
by rockaway-beach
| 2008-05-29 00:04
| 日記